今回はhanatemariさんとの対局から。
私が先手番で、相手は中飛車に構えてきました。序盤の駒組み段階で私にミスがあり、形をほぐしながらの苦しい駒組みとなりました。
第1図は後手が△2一飛と転回したのに対して、▲5六金と歩を払いながら金を上がったところ。
以下、△2四歩▲6五歩△4二角▲5七銀△2五歩▲4六歩△2六歩▲2八歩△5一飛▲6六金△5四銀▲5六銀△5五歩▲6七銀引で第2図。後手は2筋から逆襲し、▲2八歩と打たせてから再び5筋に飛車を回り、その間に先手は角を追いながら6筋の位を取りました。
第2図から△2一飛。これは疑問手でした。こちらは▲2八歩と謝っている形ですが、いつでも2筋は放棄して他の筋に飛車を回ることが出来るのでさして辛くありません。5筋から飛車が居なくなったことで、5筋の位を奪還出来るようになりました。△2一飛に▲5六歩の合わせ歩が手筋で、以下△同歩▲5五歩△5七歩成▲同金△4三銀▲5六銀で中央の制圧に成功(第3図)。この後は3~7筋の位を全て取って強大な厚みを築いた私が優勢になりました。
位取りから厚みで押さえ込んで勝つというのは、非常に難しくて私も今回はたまたま上手くいったという感じです。しかし、こういう「負けない戦い方」は、私が理想とするものなので、少しずつでも身に付けていければ、と思います。